指圧は日本発祥の徒手療法であり、東洋医学と西洋医学を基盤として体系化された医療技術です。

 指圧では、全身の体表に存在する指圧点(ツボ、反射点等)を押圧することで内臓や器官を賦活化させます。
 内臓や器官が賦活化することにより内分泌機能が活性化、副交感神経が優位な状態(自律神経の安定化)となり、筋肉や腱の過緊張が緩和され血液やリンパの流れが改善されます。
 その結果、筋肉の疲労素や疼痛を取り除き、人間の体に本来備わっている免疫力を活性化させ自然治癒力を喚起します。

 一方で指圧は、急性症状、炎症・怪我などの器質的不具合には適応しない療法ですが、器具や薬物等は使用せず、手指のみのソフト押圧で行う為 モミがえし等も起こりにくく、怪我や副作用の心配がありません。
 指圧療法では、受ける人の身体の状態に応じて圧の深さ・強弱等を調節する為、老若男女を問わず乳幼児から高齢者まで、健康な方、妊婦の方、病弱な方、誰でも安心して施術を受けることが出来ます。

 上述の通り、指圧は筋肉等のこりや疼痛のみでなく、慢性的な疾病や疼痛の改善、未病の治療と病気の予防、健康の増進を図ることができます。